遠足の楽しみだったドライブインと、あの動物キーホルダー
私が通っていた小学校では、「春の遠足」と「秋の遠足」がありました。
その中でも秋の遠足は、バスに乗って普段は行かないような遠くの場所まで出かける、小学生にとっては一大イベント。
そして、遠足の途中で必ずと言っていいほど立ち寄る場所がありました。
それが「ドライブイン」です。
今でいうところの「道の駅」に近い存在ですが、ドライブインは基本的に民間が運営する施設。
一方、道の駅は地方自治体と民間が連携して運営され、駐車場や24時間利用できるトイレなど、一定の条件を満たして登録される施設です。

遠足のお小遣いは1000円まで
遠足には、学校側からお小遣いの上限が決められていました。
私の学校では「一人1000円まで」。
今思えば、1000円という金額は小学生にとってかなり大きかったような気もします。
とはいえ、クラスにはだいたい2種類のタイプが存在していました。
一人は、1000円ちょうどの木刀を買って喜んでいるタイプ。
しかも、なぜか毎年のように木刀を買っている子がいる。

去年も買ってなかった?
と思うのですが、本人にとっては何度買っても欲しくなる魅力的な商品だったのでしょう。
そしてもう一人が、私のようなタイプ。
数百円の商品をいくつか選び、残ったお金までしっかり計算するタイプです。
私はだいたい200円前後のお土産を4つくらい買っていた記憶があります。
もちろん、これはあくまで私の学校での話です。
ドライブインには「いかにも観光地」なお土産が並んでいた
当時のドライブインには、いかにも「観光地のお土産」といったものがたくさん並んでいました。
先ほどの木刀をはじめ、現地の名所をかたどった置物やキーホルダー、ペナント、提灯。
色のついたガラスで作られた指輪や、綺麗な鉱石、星の砂などもありました。

そして、なぜか「まりも」まで売っている。
今考えると、観光地のお土産売り場というのは、かなり自由な品揃えだった気がします。
そんな中で、私が遠足のたびに楽しみにしていたものがありました。
それが、動物のマスコットキーホルダーです。
なぜかドライブインでしか見かけなかった動物キーホルダー
そのキーホルダーは、ソフトビニールのような柔らかい素材でできていて、表面には非常に短い起毛のような加工が施されていました。
あの感じのものを「フロッキー加工」というのだそうです。
見た目の雰囲気としては、「シルバニアファミリー」の人形を思い浮かべてもらうと分かりやすいかと思います。
その動物キーホルダーには、もう一つ特徴がありました。
頭と胴体が取れるような構造になっていたのです。
そして胸の部分には、フェルトでできた赤い蝶ネクタイのようなものが付いていました。

ドライブインのお土産売り場に行くと、まずこのキーホルダーを探す。
そして、どの動物にするかを考える。
それが遠足の楽しみの一つになっていました。
カバ、ウサギ、犬、虎、ライオン……何種類あったのだろう?
私が当時持っていたものとして覚えているのは、カバ、ウサギ、犬、虎、ライオンなど。
ほかにもいくつか持っていたような気がします。
ただ、残念ながら今となっては正確なことが分かりません。
というのも、私の昔の持ち物には、ちょっと不思議な現象が起こっているからです。
捨てた記憶がないのに、いつの間にか全部なくなっている。
このキーホルダーも、その中の一つです。
実家を探してみても見つからない。写真も残っていません。
そのため、今回は実物の写真を載せることもできませんでした。
名前もメーカーも分からない「謎のキーホルダー」
このキーホルダーについて、少し調べてみたことがあります。
しかし、当時はこういった動物型のマスコットキーホルダー自体がそれほど珍しいものではなかったようで、私が覚えている情報だけでは、商品名やシリーズ名、メーカーまでは特定できませんでした。
今考えてみると、観光地とは直接関係のない動物のキーホルダーです。
そのため、
「別にドライブインじゃなくても、おもちゃ屋さんで売っていてもよかったんじゃないか?」
と思うのですが、なぜか私の記憶では、こうしたキーホルダーを見かけるのはドライブインのお土産売り場ばかりでした。
もしかすると普通のおもちゃ屋にも売っていたのかもしれません。
ただ、子供の頃の私にとっては、
「遠足に行くと買えるキーホルダー」
という存在だったのです。
今では見かけなくなった、あの頃のお土産
最近、昔のことをふと思い出すことがあります。
その中でも、なぜか時々思い出すのが、あの動物のキーホルダーです。
特別に高価なものでもありません。
有名なキャラクターでもありません。
メーカー名すら分からない。
それでも、遠足の日にドライブインのお土産売り場で、たくさん並んだ商品を眺めながら「どれにしようかな」と選んでいた記憶だけは残っています。
今の観光地のお土産売り場では、昔とは違った商品が並ぶようになりました。
木刀やペナント、提灯、星の砂といった、いかにも昔の観光地らしいお土産も、以前ほど見かけなくなった気がします。
そして、あの動物キーホルダーも、いつの間にか姿を消してしまいました。

まとめ|名前は分からなくても、思い出には残っている
昔のドライブインには、今ではあまり見かけなくなった独特のお土産がたくさんありました。
その中でも私にとって特に印象に残っているのが、フロッキー加工のような短い起毛が施された動物のマスコットキーホルダーです。
カバ、ウサギ、犬、虎、ライオン……。
いくつか持っていたはずなのに、今では一つも手元に残っていません。
商品名もメーカーも分からないので、「あれは一体何だったんだろう?」と思うこともあります。
もし同じようなキーホルダーを覚えている方がいたら、「これじゃない?」と教えてもらえたら嬉しいです。
名前すら分からない、ほんの数百円のお土産。
でも、子供の頃の遠足で買ったものというだけで、何十年経っても記憶に残っている。
こういうところに、昔のお土産の面白さがあるのかもしれません。

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