定番だけじゃない!昭和・平成の夏を彩った懐かしの名曲10選

夏のビーチで音楽を聴いとぃる女性 楽 曲

暦の上では、もう夏も終わりに近づく頃です。

しかし近年は、暦がどうであれ暑さがなかなか引きません。昔なら「夏もそろそろ終わりかな」と感じる時期になっても、まだまだ真夏のような暑さが続くようになりました。

そんな今更感はありますが、今回は昭和・平成の夏を彩った懐かしの楽曲を紹介していきたいと思います。

昭和世代にとって「夏の曲」といえば、TUBE、サザンオールスターズ、杏里あたりが定番でしょう。

ただ、このあたりは今でもテレビやラジオなどで頻繁に取り上げられるため、もはや一周回って「懐かしい」という感覚すら薄れている人もいるかもしれません。

そこで今回は、知っている人は知っているけれど、テレビの懐メロ特集などではあまり取り上げられないだろうな……という絶妙なラインの夏ソングを集めてみました。

「ああ、そんな曲あったな!」と思ってもらえれば幸いです。

ZARD「ハイヒール脱ぎ捨てて」

いきなりドメジャーな曲じゃねーか!と思う人もいるかもしれません。

私自身も、ZARDの曲の中では1位、2位を争うほど人気の高い曲だと思っていました。

ところが、2024年に行われた「35周年YEARリクエストベストアルバム」の上位35曲を収録するベスト盤の企画では、まさかの選外。その事実を知って、「あれ? 意外とそうでもないのか?」と驚いたものです。

もちろん、それ以前の人気投票ではランクインしているため、一概に人気がないというわけではありません。

この曲は、同タイトルのアルバム『ハイヒール脱ぎ捨てて』のリードナンバーとして収録された曲で、シングルとして発売された楽曲ではありません。

ZARDといえば「負けないで」や「揺れる想い」が代表曲として挙げられますが、夏の空気を感じさせるZARDの隠れた名曲として、個人的にはかなり上位に入る一曲です。

井上昌己「YELL!-16番目の夏-」

”いのうえしょうこ”と読みます。夏といえば野球、野球といえば甲子園!

ということで、当時『熱闘甲子園』の主題歌として流れていたのがこの曲です。

リリースされたのは1989年、平成元年。当時、甲子園のベンチ入りメンバーは15人まででした。

つまり、この「16番目」というタイトルには、ベンチ入りできなかったものの、それでも一緒に頑張ってきた選手という意味が込められているわけです。

1994年以降はベンチ入り人数も16人、18人、20人と増えていったため、今の人には「なぜ16番目なの?」と思われるかもしれません。

しかし当時を知っている人なら、このタイトルだけで何となく意味が伝わるのではないでしょうか。

甲子園の華やかな舞台だけではなく、その陰で頑張っていた人たちにもスポットを当てたような、胸に残る応援歌です。

ANNA「あんなに恋した」

ANNA(アンナ)は、角松敏生プロデュースのプロジェクト「VOCALAND」でヴォーカリストの一人として登場し、その後ソロデビューを果たしたアーティストです。

正直なところ、この曲はヒットしたとは言えません。

しかし、このまま埋もれてしまうにはあまりにも惜しい名曲だと思い、今回あえて紹介することにしました。

夏のドライブなどで流れてきたら、妙にハマりそうな一曲です。

知名度は決して高くないかもしれませんが、「こんな曲があったのか」と新たに発見してもらいたい昭和・平成の隠れた名曲の一つです。

VOICE「24時間の神話」

我々の世代では結構有名な曲なので、知っている人も多いのではないでしょうか。

それにもかかわらず、懐メロ番組などで取り上げられているのを、私はあまり見た記憶がありません。

そういう意味では、今回の「定番すぎない夏曲」というテーマにちょうどいい一曲かもしれません。

浜辺で女性が花火をしているプロモーションビデオが印象的だったので、私は勝手に「夏の歌」と解釈しています。

曲そのものは夏を前面に押し出した内容ではありませんが、あの映像のイメージもあって、私の中ではすっかり夏の一曲になっています。

立河宜子「あなたとなら~君がいれば~」/永岡昌憲「君がいれば~あなたとなら~」

この曲には、当時としては珍しいアンサーソングというものが存在します。

今でいうなら、青山テルマの「そばにいるね」とSoulJaの「ここにいるよ」のような関係だと思えば分かりやすいかもしれません。

立河宜子の「あなたとなら~君がいれば~」に対し、永岡昌憲が歌う「君がいれば~あなたとなら~」がアンサーソングとして存在しています。

今回は、この2曲をセットで紹介したいと思います。

それぞれを聴き比べてみると、また違った楽しみ方ができるのではないでしょうか。

JITTERIN’JINN「にちようび」

JITTERIN’JINNの夏歌といえば、やはり「夏祭り」のイメージが圧倒的でしょう。

ただ、この「にちようび」も歌詞の中に「ラムネ」など夏を連想させる言葉が登場するため、おそらく夏の情景を描いた曲なのではないかと勝手に解釈し、今回紹介してみました。

何より、この曲の持つゆるくて力の抜けたような雰囲気。

むしろ今の若い人が聴いても、意外と受け入れられるんじゃないかと少し思っています。

「夏祭り」しか知らない人にも、ぜひ聴いてみてもらいたい一曲です。

Lits Co.「青い夏に身を任せ」

田中律子がLits Co.名義でリリースした曲です。

当時、私は最初この名前を見ても田中律子だとは気づきませんでした。

「これ、どう読むんだ? リッツ・コー……リツ・コ……りつこか!」

という感じで、しばらくしてようやく気づいた記憶があります。

なにせ当時の私には、田中律子に歌手というイメージがほとんどありませんでした。

この曲以外の田中律子の楽曲はあまり知らないのですが、個人的にはかなりの神曲だと思っています。

近藤房之助によるコーラスも印象的で、夏の終わりに聴きたくなるような一曲です。

荻野目洋子「DEAR ~コバルトの彼方へ~」

映画『マリリンに逢いたい』の主題歌です。

荻野目洋子といえば、どうしても「ダンシング・ヒーロー」や「六本木純情派」のイメージが強いでしょう。

もちろん、それらが代表曲であることに異論はありません。

しかし、荻野目洋子には他にもいい曲がたくさんあります。

その中から今回は、「DEAR ~コバルトの彼方へ~」を選んでみました。

夏らしい海の青さを思わせるタイトルも含め、派手な代表曲とはまた違う荻野目洋子の魅力を感じられる一曲です。

BAJI「青い風」

「青い風が キラキラ光る波のように光ってる」

「はしゃぎすぎた 泳ぎ疲れた」

こうしたフレーズが登場する、まさに夏らしい爽やかな曲です。

海辺の情景が自然と浮かんでくるような、夏のプレイリストにぴったりの一曲だと思います。

しかも、この曲はアルバムに収録されておらず、シングルCDでしか聴けないというレアな楽曲。

その後、BAJIは「BAJI-R」へと改名しています。

知っている人には懐かしく、知らない人には新鮮に感じられるかもしれない、埋もれた夏の名曲です。

上々颱風「愛よりも青い海」

”シャンシャンタイフーン”と読みます。資生堂のCMをきっかけにヒットしたナンバーです。

三線などの楽器が使われており、沖縄民謡を思わせる独特の雰囲気と、ノリの良さが魅力の一曲です。

タイトルどおり、青く広がる海を連想させる夏にぴったりのナンバーですね。

当時の私の印象では、米米CLUBの「浪漫飛行」と並ぶほど、夏の空気を感じさせる曲として記憶に残っています。

実際のヒットの規模は別としても、少なくとも私の中では、それくらい強烈に印象に残っている一曲です。

まとめ|有名すぎない昭和・平成の夏ソングにも名曲は多い

昭和・平成の夏を彩った曲というと、どうしてもTUBE、サザンオールスターズ、杏里など、誰もが知っている定番曲に話題が集中しがちです。

もちろん、それらの曲が名曲であることは間違いありません。

しかし、少し視点を変えて探してみると、当時はよく聴いたのに、今ではあまりメディアで流れなくなった曲や、そもそも大ヒットには至らなかった隠れた名曲が数多くあります。

今回紹介した曲の中には、「そういえば聴いていたな」と思い出した曲もあれば、「こんな曲があったのか」と初めて知った曲もあるかもしれません。

テレビの懐メロ番組ではなかなか聴けないからこそ、久しぶりに自分で探して聴いてみるのも、昭和・平成の音楽を楽しむ醍醐味ではないでしょうか。

夏が終わる前に、定番曲だけではない懐かしの夏ソングを聴きながら、当時の思い出に浸ってみるのも悪くないと思います。


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