90年代の懐かしいアイス12選|駄菓子屋で選んだあの頃の思い出

昭和の駄菓子屋のアイスボックスのイメージ画像 アイス

90年代の夏といえば、なぜかアイスの記憶だけはやけに濃く残っていませんか?

駄菓子屋の冷凍ケースを開けて選ぶあの時間。
手持ちの50円玉を握りしめて、どれにするか本気で悩んだあの感覚。

そして、気づけばいつの間にか姿を消してしまったアイスたち。

当時のアイスは、味だけでなく「見た目」や「ネーミング」、さらには“体験そのもの”が魅力でした。

この記事では、90年代に人気だった懐かしいアイスをジャンルごとに振り返りながら、当時の空気感とともに紹介していきます。


90年代のアイスが記憶に残る理由

90年代のアイスは、今と比べてシンプルなものが多かった一方で、記憶に残る要素がとにかく強かったです。

・見た目のインパクト
・クセの強いネーミング
・遊びながら食べられる要素
・手に取りやすい価格(50円台)

今のアイスは完成度の高い“美味しさ”が魅力ですが、
90年代のアイスは“選ぶ楽しさ”や“体験”の要素が強かったと感じます。

また、当時はテレビCMの影響力が強く、実際に食べていなくても印象に残りやすい環境だったことも大きいでしょう。


駄菓子屋で買えた定番アイス

■ 堀ったイモいじくるな!

1985年に雪印乳業から発売されたアイスキャンディ。

ほったいもいじくるぅな
(ほったいもいじくるぅな~)

というフレーズのCMが印象的な、ちょっと変わった名前のアイスです。

小学生の頃、

この名前に何の意味があるのか?

と不思議に思っていましたが、後に英語の授業で

What time is it now(今何時ですか)

という英文が、日本語の「ほったいもいじくるな」と発音がほぼ同じで、外国人にも通じるという話を聞き、

あのアイスの名前はそういう意味だったのか!

と初めて知ったことを覚えています。

そもそもなぜこの名前にしたのかは謎ですが、このアイス最大の謎は、
バニラ・ソーダ・チョコ味があるのに、肝心の「サツマイモ味」が存在しないことです。

畑でサツマイモを掘っている白ひげのおじさんのイラスト

■ エルコーン

1980年頃にフタバ食品から発売された、氷菓タイプのコーンアイス。

緑のメロン味とバニラ味のシャーベットがマーブル模様になっており、コーンの色は緑色とピンク色のものがありました。

エルコーンをイメージした2つのタイプのアイス

子どもの頃は何度食べたかわからないほどお世話になったアイスです。
今のようにコーンがパリパリではなく、少し湿気たような食感が懐かしい。

感覚的には「濡れせんべい」を少しパリッとさせたような感じでした。

残念ながら2019年に販売終了しています。

■ ストロール

しまかげから発売されたチョココーティングされたアイスのひとつ。
駄菓子屋の冷凍ケースにはほぼ必ず入っていた印象があります。

中にストロベリーソースが入っており、チョココーティングがはがれる前に食べるという謎の試練がありました。

ストロールのイメージ画

ストロールに関する詳しい記事はこちらから
→ストロールはなぜ消えた?チョコが剥がれる50円アイスの懐かしい記憶


■ ビバオール

1970年代にしまかげから発売された、三角形のイチゴアイス。

当時は30円で販売されており、この価格は非常に安く、まさに子どもの味方のような存在でした。

2023年にセイヒョーから復刻され、現在は四角形で中にいちごソースが入っていますが、
当時のものは長細い二等辺三角形(スイカバーのような形)で、中にソースは入っていなかった記憶があります。

調べてみると、実際には昔からイチゴジャムは入っていたものの、当時は現在の復刻版ほど量が多くなく、凍ってアイスと一体化していたため、
「全部イチゴミルク味のアイスだった」と誤解している人も多いそうです。

私もその一人です。

イチゴの被り物をした小人の女の子をイメージしたイラスト

■ BLACK(ブラック)

1987年に赤城乳業から発売されたチョコ味のアイスバー。

値段が70円と安いのに、しっかりとしたチョコの味がします。
現在もスーパーなどで購入可能で、7本入りの箱タイプのものも売っています。

赤城乳業・ブラック・チョコレートアイスバーの写真

特別な日に食べた“高級アイス”

■ ビエネッタ

層になったチョコとアイスが特徴の高級アイス。

普段のおやつではなく、誕生日や来客時など
「ここぞ」というタイミングで登場する特別な存在でした。

冷凍庫から出てきた瞬間のテンションは別格です。

さらに詳しいビエネッタの記事はこちら
→ビエネッタが消えた。あの頃の憧れが終わった日


■ レディボーデン

家庭用アイスの中では明らかにワンランク上の存在。

濃厚な味わいで、普段食べているアイスとは違う“ご褒美感”がありました。

冷凍庫に入っていたら、その日はちょっと特別だった記憶があります。

レディボーデンの写真

さらに詳しいレディボーデンの記事はこちら
→レディーボーデンは昔と味が違う?|昭和の高級アイスの歴史と現在


■ 宝石箱

1987年頃に雪印乳業から発売されたカップアイス。

バニラアイスの中に色付きの氷が入っており、その見た目が宝石箱のように見えるのが特徴です。

懐かしのアイス特集では、必ずといっていいほど登場する印象があります。

ただし価格は120円と当時としては高額で、主にスーパーで販売されていたため、
個人的には人生で1〜2回しか食べた記憶がありません。

存在は知っていて憧れはありましたが、思い入れはそれほど強くないアイスです。

宝石箱を開いた感じのイラスト

夏の定番だった氷菓系

■ チューペット

凍らせて食べる定番の冷たいおやつ。

真ん中から折って分けるスタイルも含めて、
夏の風物詩そのものでした。

うまく割れずに中身が飛び出すのも“あるある”。

チューペットをイメージしたイラスト

さらに詳しいチューペットの記事はこちら
→チューペットとは──庶民の味方だった昭和の氷菓とその値段の記憶


■ ガリガリ君

1982年に赤城乳業から発売された氷菓タイプのアイスバー。

日本人なら知らない人はいないほどの大ヒット商品です。

当時は50円で、初めて見たときはその大きさに驚きました。
今見るとそこまでではありませんが、当時は異様に大きく感じたものです。

おそらく、他のアイスより少し横幅が広かったため、そう感じたのかもしれません。

暑い時期はすぐ溶けてしまうのが難点ですが、それも含めてガリガリ君の魅力だと思っています。

数多くのフレーバーが登場しましたが、個人的には結局ソーダ味に戻る、安定の美味しさがあります。

半そで半ズボンの坊主の少年がアイスを食べているイラスト

インパクト重視の変わり種アイス

■ロッテ ガムンボ

テレビCMではむき出しの白いガムにそのままアイスが付いている感じだったが、
私の記憶では棒状のガムはミシン目のついた水色のビニールに包まれていて、
それをむいて食べていたような記憶があります。

何味のガムだったのかは正直覚えていません。


■ アイスバーガー

森永から1980年頃発売されたバーガータイプのアイス。
販売価格が100円と、当時としてはちょっと高額でした。

ビックマックの箱をスチロールタイプにした容器の中に銀紙で包装されたアイスが入っています。
見た目はハンバーガーというより、チョコパイに近い印象でした。

当時でこそ奇抜で変わり種のアイスだったが、今や普通にバンズにアイスが挟んであるご当地グルメが登場していています。

アイスをバンズで挟んだハンバーガータイプのグルメのイメージ

後に同じ森永から「バーガーアイス」という商品が発売されたが、そちらはちゃんとハンバーガーっぽい見た目になっています。

※これでアイスクリームバーガーが作れるらしいです


今のアイスとの違いとは?

現在のアイスは品質・味ともに非常に高く、安定した美味しさがある。

一方で90年代のアイスは、

・遊び要素が強い
・見た目重視の商品が多い
・ネーミングにクセがある

といった特徴がありました。

「美味しさ」だけでなく、「体験として楽しむ」という文化があったのが大きな違いだと感じます。

※現在では衛生面やコスト面の影響もあり、このような遊び要素の強い商品は減少傾向にあります。


まとめ|90年代のアイスは「体験型の楽しさ」があった

90年代のアイスは、現在のように味や品質だけでなく、

・見た目のインパクト
・ネーミングの面白さ
・選ぶ楽しさや遊び要素

といった“体験そのもの”に価値がありました。

また、価格帯や販売場所の影響から、すべてを自由に選べるわけではなかったことも、
結果的に記憶を強く残す要因になっています。

現在のアイスは品質が高く安定した美味しさがありますが、
90年代のアイスには「選ぶワクワク感」や「特別感」がありました。

単なる食品ではなく、思い出として残る存在だった

これが、今でも強く記憶に残っている理由だと言えるでしょう。

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