ガラケー時代の苦い思い出!FOMAに買い替えたら電波が入らずmovaに戻った話

ガラケーで電話する人 雑 記

FOMAの電波が入らない!movaに切り替えるはずが…ガラケー時代の苦い思い出

今の日本、いや世界中の人々にとって、スマホはもはや生活必需品のような存在になっています。

老若男女問わず、スマホなしでは生きていけないような時代です。

しかし、我々が子どもの頃は、当然ながらスマホはおろか携帯電話すらありませんでした。

高校生の頃にはポケットベルが登場し、その後PHSが登場。そして専門学校に通っていた頃には、ようやく今でいう「ガラケー」と呼ばれる携帯電話が登場しました。

今回は、そんなガラケー時代のちょっとした思い出話です。

ガラケーといえば「着メロ」の思い出

私がガラケー時代を振り返って、特に思い出に残っている機能といえば「着メロ」です。

着メロとは、電話がかかってきた時に流れる着信音のメロディーのこと。当時の携帯電話には、着信音を自分で作ったり登録したりできる機能がありました。

着メロの作り方が載っている本を見ながら、一音ずつポチポチと登録したり、インターネットで誰かが作った着メロをダウンロードしたり。

そして登録した着メロを、電話帳の相手ごとに設定するわけです。

例えば、

  • グループ1には彼女
  • グループ2には友達
  • グループ3には、できれば電話に出たくない人物

……といった感じです。

着信音を聞くだけで、「誰から電話がかかってきたのか」が大体分かるんですよね。

ちなみに私は、会社からの電話には「これは危険だ!」と一発で分かるように、プロレスラー・スタン・ハンセンの入場曲である「サンライズ」を登録していました。

movaとFOMA、2つの通信規格

当時のNTTドコモには、mova(ムーヴァ)FOMA(フォーマ)がありました。

私は携帯電話にそれほど詳しくないので、今回あらためて調べてみました。

簡単にいうと、movaは第2世代(2G)、FOMAは第3世代(3G)の通信サービスです。

FOMAの方が通信速度も速く、当時としては新しい世代のサービスという位置づけでした。

つまり、携帯電話を買い替えるなら「どうせなら最新のFOMAにしようじゃないか」と思うわけです。

ド田舎でFOMAはちゃんと使えるのか?

そんなわけで、当時使っていたmovaからFOMAに買い替えようとショップへ行きました。

しかし、ここで一つ不安がありました。

私は超が付くほどのド田舎に住んでいたのです。

当時使っていたmovaでさえ、アンテナは2本くらい。アンテナが3本立つ、いわゆる「バリサン」なんてめったにありません。

携帯電話でバリサンの所を探すイメージ

そんな場所で、当時まだエリアが十分に広がっていなかったFOMAが本当に使えるのか?

そこで店員さんに聞いてみました。

すると、

FOMAの電波が入らなくても、movaの電波に切り替えて使えるので大丈夫ですよ

とのこと。

おお、それなら安心ではないか。

月額300円の「デュアルシステム」

このFOMAとmovaを切り替えて使える仕組みは、「デュアルシステム」と呼ばれていたそうです。

月額300円のオプション料金で、ダイヤル操作によってFOMAとmovaを切り替えられるというもの。

当時はまだFOMAのサービスエリアが現在ほど広くなく、山間部や建物の中などでは電波が弱い場所もありました。

そんな時に、電波状況に応じてFOMAとmovaを切り替えられるという機能でした。

まさかのFOMA、アンテナ0本

というわけで、私は初めてのFOMAデビューをすることになりました。

家に帰り、さっそくFOMAの電波状況を確認します。

すると――。

アンテナが1本も立っていない。

嘘だろ?

いやいや、電波が弱いくらいなら分かる。

アンテナ1本とか、最悪でも圏外になったり入ったりするくらいならまだ想定内です。

しかし、まさか最初から最後までまったく電波が届かないとは!

これはさすがに予想外でした。

movaに切り替えればいい……はずだった

しかし、そんな時のためにデュアルシステムがあるではありませんか。

FOMAの電波が入らないなら、movaに切り替えればいい。

そう思い、ダイヤル操作でmovaへの切り替えを試みました。

……しかし、切り替わらない。

ここで、お気づきの方もいると思います。

そもそも電波がまったく届いていないので、切り替えの操作すらできないのです。

いや、ちょっと待て。

これ、どうなってんだ?

さすがに納得がいかなかったので、家の固定電話から購入したショップに電話をしました。

FOMAの電波がまったく入らないんですけど、
movaにも切り替えられないんですが……

すると店員さん。

電波の届く場所を見つけて、そこで切り替えてみてください

家の周りで届きそうな場所が一つもないんですけど……

少しの沈黙のあと、

……では、車で電波の届く場所まで行って、
そこで切り替えてください

……。

アホかぁ!!!

それ、意味ないだろ!

せっかくFOMAを買ったのに、結局は月々300円のオプション料金を払いながら、わざわざ車で電波の届く場所まで行ってmovaに切り替えるのか。

いや、それなら最初からmovaでいいだろ!

結局、FOMAは返品してmovaを買い直した

さすがにこの事情ではショップ側も対応してくれ、FOMAは返品することになりました。

そして結局、私はmovaを買い直しました。

あのデュアルシステム、一体何のためにあったんだろう?

もちろん、FOMAとmovaの両方の電波が届く場所であれば便利なシステムだったのだと思います。

ただ、私の住んでいた超ド田舎では、肝心のFOMAの電波がまったく届かなかった。

しかも、電波がないせいでmovaに切り替えることすらできないという、まさかの事態でした。

フォーマとムーヴァの携帯を弄る男女

最期のガラケー

私が最後に手にしたガラケーはauのW52CAというもので、FOMAでもmovaでもない。
movaとFOMAは、基本的にNTTドコモの携帯電話サービス名・規格名なのでauはCDMA 1Xといいます。
ちなみにソフトバンクはボーダフォンといいます。

auのW52CAとアダプタ

当時は携帯電は本体が高くても1万数千円で、型落ちなら2,3000円で購入でき、メーカーを乗り換えれば最新のものでも安く購入でき、ちょっと型落ちのものなら無料というのが普通でした。

auのW52CAの中
auガラケーの起動画面
W52CAの起動画面
auガラケーのメニュー画面
W52CAのメニュー画面

これを最後に(私の中では)時代はスマホに移っていきました。

まとめ:スマホが当たり前ではなかったガラケー時代

今ではスマホがあれば、電話はもちろん、インターネット、動画、買い物、地図、銀行の手続きまで何でもできます。

昔は「携帯電話でインターネットができる」だけでもかなり驚いたものです。

着メロを一生懸命作ったり、着信音だけで「誰から電話だ!」と判断したり、電波の入り具合を気にしたり……。

今のスマホ世代からすれば、かなり面倒に思えるかもしれません。

それでも、あの頃のガラケーには、スマホとはまた違った楽しさや思い出がありました。

そして私にとってFOMAと聞いて思い出すのは、最新機種への期待でも高速通信でもありません。

電波がないからmovaに切り替えられない」という、あまりにも理不尽なデュアルシステムの思い出です。

結局、その後私はFOMAを使う機会が一度もありませんでした。


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