クロキュラーとは?舌が黒くなる衝撃アイスと消えた理由

子供たちが赤と黒のドラキュラの仮装をしているイメージ アイス

クロキュラーとは何だったのか?舌が黒くなる衝撃アイスと消えた理由

正直に言うと、美味しそうとは思わなかった。 むしろ少し気持ち悪い。

そんな第一印象を持ちながらも、駄菓子屋の冷凍庫前でなぜか強く記憶に残っているアイスがあります。ロッテから発売されていた「クロキュラー」です。

食べた後に「イーッ」と友達同士で舌を見せ合い、

お前めっちゃ黒いじゃん!

と大爆笑した記憶はありませんか?

この記事では、親には嫌がられつつも僕たち小学生を熱狂させた、あの伝説のアイスの特徴や当時の記憶、そして「なぜ一瞬で消えてしまったのか」を独自の視点で振り返ります。


1. 君の舌を黒くするぞ!クロキュラーの正体

クロキュラーは、1983年にロッテから発売されたアイスです。 キャッチコピーはストレートに「君の舌を黒くするぞ」
その言葉通り、食べると舌が真っ黒になるという、当時としてはかなり衝撃的な商品でした。

価格は当時約50円。外側は漆黒(ストロベリー味)で、中身は真っ赤(ブラッドオレンジ味)という仕様です。

見た目は黒いのにイチゴ味…?

という謎の配色と味のギャップも相まって、駄菓子屋に集まる子供たちの視線を独占していました。


2. 実は失敗作?派生商品「アカキュラー」の誤算

クロキュラーのヒットを受けて登場したのが、「アカキュラー」でした。

  • 外側: 真っ赤(クランベリー味)
  • 内側: 黒(アップル味)
  • ギミック: 食べると舌が赤くなる

……勘の良い方ならお気づきでしょう。人間の舌はもともと赤いため、変化がとにかく分かりづらかったのです。

クロキュラーほどの「非日常感」を出せず、結果としてシリーズ全体の勢いを削ぐ一因になってしまいました。


味は二の次?クロキュラーは「体験型ゲーム」だった

クロキュラーの人気の理由は非常にシンプルで、「舌が黒くなる」これだけで十分でした。

食べた後は、

  • 友達同士で舌を見せ合う
  • 誰が一番黒くなったか競う

といった遊びが自然に生まれていました。今で言えば、SNS映えならぬ“体験型のお菓子”の先駆けだったと言えます。

黒くなった舌を見せ合っている子供たちの画像

親世代からは「大不評」だった思い出

一方で、このアイスは親世代からはまったく好かれていませんでした。理由は単純で、

「見た目が不気味」「食べた後の舌が気持ち悪い」から。

実際、自分の家でも買い置きを頼むとあからさまに嫌な顔をされた記憶があります。


正直、味の記憶ってありますか?

味については「甘酸っぱくて美味しかった」というおぼろげな記憶はあります。しかし、当時の口コミを見ても語られるのは「舌が黒くなったこと」ばかり。

つまりこの商品の本質は、味ではなく「舌を黒くして遊ぶ」という体験そのものだったのです。


なぜクロキュラーは消えたのか?(考察)

正確な販売終了時期の公式記録は残っていません。ただ、アカキュラー登場後に徐々に失速し、いつの間にか姿を消していきました。

なぜあんなに流行ったのに消えてしまったのか、僕なりに3つの理由を考察してみました。

① インパクト依存型で「1回で満足」してしまう

「舌が黒くなる」という一点に魅力が集中していたため、一度体験して友達と笑い合ったら満足してしまい、リピート購入に繋がりにくかった可能性があります。

② アカキュラーによる勢いの失速

前述の通り、第2弾の「赤」が驚きに欠けたことで、「次はどんな色が出るんだろう?」という子供たちの期待感がしぼんでしまいました。

③ 子供の圧倒的な「飽きやすさ」

子供向けトレンドは流行るのも早いが、廃れるのも一瞬です。一度熱が冷めると、急速に存在感を失っていきました。


【もしも考察】緑・青・紫だったら生き残れた?

個人的には、アカキュラー(赤)ではなく、緑・青・紫などの「さらに毒々しい非現実的な色」で展開していれば、もう1〜2年は寿命が伸びていたのではないかと感じます。

赤は現実の延長線上にありすぎました。「緑の舌」「青い舌」という非日常感があれば、子供たちはもっと長く大騒ぎしていたはずです。


. 実はファミリーマートで復刻されていた!

完全な過去の遺物かと思いきや、実は2022年にファミリーマートで期間限定復刻されています。さらに後年には「アオキュラー(青)」という派生商品も登場しました。

残念ながら定番化には至りませんでしたが、メーカー側も「記憶に残る名作」として認識している証拠と言えます。

まとめ|味ではなく「思い出」を残したアイス

クロキュラーは、

  • 味ではなく「体験」で勝負した
  • 子供たちの「遊び道具」として成立していた
  • だからこそ一魂の爆発力で駆け抜けて消えていった

という、昭和・平成駄菓子文化の中でも非常に珍しい存在でした。

現在は味や品質重視の安全な商品が主流ですが、たまにはこうした“大人は眉をひそめるけれど、子供は大熱狂する遊び心全振り商品”がまた登場してほしいものです。


こちらの記事もご一緒にどうですか?

森永バケバケバーは実在した?1983年発売の謎のアイス

チューペットとは──庶民の味方だった昭和の氷菓とその値段の記憶

森永みぞれとは何だったのか?カップかき氷の正体と消えた理由

スポンサーリンク
スポンサーリンク
アイス
藤間 龍生をフォローする

コメント

タイトルとURLをコピーしました