カルビー「ルイジアナ」を覚えていますか?|80年代を席巻した“おしゃれなしましま”厚切りポテチの記憶

オシャレなボーダーシャツを着て街を歩く女性 お菓子

カルビー「ルイジアナ」とは?厚切りポテチの元祖的存在

カルビー「ルイジアナ」とは?厚切りポテチの元祖が与えた衝撃

1983年(昭和58年)、日本のポテトチップス界にひとつの革命が起きました。それが、カルビーから発売された「ルイジアナ」です。

当時の価格は100円〜120円前後。今でこそ「厚切り」や「ギザギザカット(波型)」のポテトチップスはコンビニやスーパーの定番ですが、当時は薄くてパリッとした軽い食感が当たり前の時代でした。そこへ登場したルイジアナは、まさに異端児だったのです。

実際に口に入れた瞬間のインパクトは、今でも忘れられません。

  • ザクッ、ザクッと響く、これまでにない力強い噛みごたえ
  • 噛むほどに口いっぱいに広がる、じゃがいも本来の濃厚な風味

「ただのポテチとは格が違う」と思わせる圧倒的な存在感があり、当時の子供から大人までを虜にした、元祖“進化系ポテチ”でした。

ギザギザタイプのポテトチップの水彩画風画像

「オシャレなしましま」で話題になったCM

ルイジアナを語る上で絶対に外せないのが、お茶の間に強烈な印象を残したあのテレビCMです。

♪オシャレは張り切り、しましま(ルイジア~ナ)
素敵なものだけワナビー(ルイジア~ナ)
夢に見たよなテイスティ、街のboyも振~り返~る~
オシャレなしましま!ルイジア~ナ~
カルビ~ル・イ・ジ・ア~ナ♪

外国人コーラスによる「ルイジア〜ナ♪」の抜群のハーモニーと、軽快なメロディ。一度聴いたら最後、一日中頭から離れなくなるほどの中毒性がありました。

特に印象深かったのが、当時モデルやタレントとして大活躍していた鳥越マリが出演していたバージョンです。
どこか洗練されていて、アメリカのポップカルチャーを思わせる「ちょっと大人でおしゃれな世界観」が演出されていました。

スナック菓子でありながら「オシャレ」を前面に押し出すというコンセプトは、当時のトレンドの最先端を走っていました。

【実体験】あのザクザク感に大ハマり…そして起きた「蟻の悲劇」

正直に告白すると、当時の私はこのルイジアナに盲目的なまでにハマっていました。

普通の薄いポテトチップスも美味しいのですが、ルイジアナの「食べた満足感」は別格。1枚1枚がしっかり分厚く、溝にしっかりと塩味が乗っていて、やめられない止まらない状態だったのです。

そんなルイジアナにまつわる、今でも忘れられないマヌケで少し切ない思い出があります。

当時、私の子供部屋はベランダに面しており、昼間は風通しのために窓を開けっ放しにしていることがよくありました。

ある日、学校から帰宅した私は「昨日こっそり隠しておいたご褒美」を食べようと、机の引き出しを開けました。

縁側の近くにある子供部屋の水彩画風画像

そこにあったのは、食べかけのルイジアナの袋。 ワクワクしながら中を覗き込んだ瞬間、私の体は硬直しました。

なんと、袋の中に蟻(アリ)がびっしりと侵入し、大宴会を開いていたのです。

子供心にトラウマレベルの光景でしたが、絶望すると同時に

ルイジアナって、それだけ甘い香りと油の引きつける力が強いんだな…

と妙に納得してしまったのを覚えています。
蟻たちにとっても、あの濃厚なフレーバーは抗えない魅力だったのでしょう。

なぜ消えた?カルビー・ルイジアナが販売終了した3つの説

これほどの人気を誇ったルイジアナですが、時代の流れとともにいつの間にか店頭から姿を消してしまいました。

カルビーから明確な理由の公式発表はされていませんが、ファンの間ではいくつかの説が囁かれています。

① 商品名「ルイジアナ」の誤解説

ポテトチップスといえば、アメリカのアイダホ州などの大産地が有名です。そのため「ルイジアナ」という名前が、原材料の産地だと消費者に誤解されるのを防ぐために名称を変更したのではないか、という説です。

実際に、ルイジアナの生産終了と入れ替わるように登場した「ア・ラ・ポテト」が実質的な後継商品と言われています。

② カルビーの定期的なラインナップ整理説

カルビーは、常に新しいヒット作を生み出すために、たとえ売れている商品であっても定期的にリニューアルや入れ替えを行います。

ルイジアナも、ブランドの鮮度を保つための「戦略的なバトンタッチ」だった可能性が極めて高いです。

③ 原材料・供給事情説(可能性は低め)

「じゃがいも不足で生産終了になったのでは?」という噂もありますが、カルビーが深刻なポテチ不足(ポテチショック)に陥ったのは2017年前後です。

ルイジアナの終了時期とは大きくズレているため、この説の可能性は低いと考えられます。

【結論】 やはり、「後継ブランド(ア・ラ・ポテト等)へのスムーズな移行と、社内の商品ライン整理」というのが一番現実的な理由と言えそうです。

あの味をもう一度!現在買える「ルイジアナ」にそっくりな類似商品

「もう一度、あのルイジアナのザクザク感に浸りたい!」という方のために、現在ネット通販やコンビニですぐに手に入る、遺伝子を受け継いだポテトチップスたちをご紹介します。

カルビー「ア・ラ・ポテト」

ルイジアナの正統後継者といえばこれ。秋限定の定番商品ですが、ギザギザのカットとじゃがいもの素材の旨味をダイレクトに感じる仕上がりは、ルイジアナの面影を強く残しています。

ア・ラ・ポテトは完全な秋季限定商品(毎年9月頃〜11月中旬頃まで)の商品です。
その年に北海道で収穫されたばかりの「新じゃが」のみを使って作られるため、秋から冬にかけてのわずか約2ヶ月間しか製造・販売されません。

※毎年9月頃になるまで品切れ状態になっています。

至福の春ポテト 厚切り

ちょっと高級感のある味で、2種の岩塩味は伊達じゃないと感じました。

期間限定商品ですがまだ在庫は残っているようです。

至福の春ポテトの写真

カルビー「ピザポテト」

「あの厚切り感と、ガツンとくる食べ応えが恋しい」という方にはピザポテトがおすすめ。
濃厚なチーズと厚切りVカットが生み出す満足感は、ルイジアナ好きの遺伝子を刺激すること間違いなしです。

ピザポテトのパッケージ写真

セブンプレミアム「厚切りポテトチップス」

実は今、最もルイジアナの食感に近いと言われているのが、セブンイレブンの定番オリジナル商品
(※カルビーが製造を手掛けているものもあります)

絶妙な厚みと波型カットによるザクザク感は、一口食べれば「あ、これルイジアナっぽい!」と懐かしい記憶が蘇るはずです。

セブンイレブンオリジナルのポテチ

まとめ|ルイジアナは“現代のポテチ”の偉大なる原点だった

1983年に登場したカルビー「ルイジアナ」は、単なる懐かしのお菓子ではありません。現在では当たり前となった「厚切り」「ギザギザ」というジャンルを日本に定着させた、偉大なる先駆者です。

「オシャレなしましま」というキャッチコピーの通り、あの頃の私たちに新しいワクワクを届けてくれたルイジアナ。

商品はなくなってしまいましたが、そのDNAは今のスナック菓子の中にしっかりと生き続けています。今夜は久しぶりに、厚切りのポテトチップスを開けて、あのザクザクとした食感を楽しんでみませんか?


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