子供の頃、「きのこの山」か「たけのこの里」かで本気で言い合った記憶はないだろうか。
あの“きのこたけのこ戦争”は、今でも語られるほど有名な論争だ。
しかし――
その戦いに「第三の勢力」が存在していたことは、意外と知られていない。
その名は「すぎのこ村」。
当時リアルタイムで見ていた人なら、あの独特なCMソングとともに、なんとなく記憶の片隅に残っているのではないだろうか。
今回は、そんな“幻の第三勢力”すぎのこ村について、当時の記憶とともに振り返っていく
すぎのこ村とは?きのこ・たけのこに続く第三の菓子
「すぎのこ村」は、明治から発売されたチョコレート菓子で、
「きのこの山」「たけのこの里」に続くシリーズ第3弾として登場した。
つまり立ち位置としては完全に――
👉 きのこ vs たけのこ に割って入る存在
今でこそ2強のイメージが定着しているが、当時は“3つ目の選択肢”が存在していたのだ。
しかし結果として、この三つ巴の構図は長くは続かなかった。」という論争は、今でも盛り上がる定番の話題の一つ。しかし、この2大勢力に割って入ろうとしたお菓子が存在したことをご存じだろうか。
印象に残るCMソング
当時のCMで流れていたのが、こんな歌だった。

♪きのこどこの子 あの子はだぁれ
すぎのこ村の すぎのこじゃぁ
きのこたけのこす~ぎのこ〜♪
このフレーズ、うっすらでも覚えている人は多いはずだ。
子供ながらに「なんか無理やり混ざってきたな…」という印象を持った人もいるのではないだろうか。
ちなみに歌っていたのは白鳥恵美子で、
アニメ主題歌なども担当していた実力派の歌手だ。
CMの出来自体はかなり良かった
でも“違和感”は確かにあった
ここが、すぎのこ村の運命を分けたポイントだったのかもしれない。
きのこの山シリーズのキャラクターは動物だった
昔のキャラは動物だった|今との違い
今の「きのこの山」「たけのこの里」はきのこ・たけのこの擬人化だが、当時は違う。
- きのこの山 → タヌキ
- たけのこの里 → ブタ
- すぎのこ村 → イノシシ
さらにウサギやサルも登場していて、全体的に“森の世界観”で統一されていた。
個人的な記憶だと、
イノシシが妙にテンション高かった
杉の枝みたいなのを振り回してた
というキャラだった印象がある。
気づけばこの動物キャラたちは消え、現在のデザインに変わっている。
すぎのこ村はどんなお菓子?実際に食べた記憶
見た目はかなり特徴的で、
- 短いクッキー棒
- 先端にチョコ
- さらにクラッシュナッツ付き
という構造。
例えるなら👇
「短いポッキー+ナッツ」
「小さい鬼の金棒」
実際に食べた感想としては――
普通に美味しい。
ただし問題はここからで、
美味しいけど“強烈な個性がない”
記憶に残る決定打が弱い
という印象が強かった。
なぜすぎのこ村は消えたのか?リアルな考察
これは公式に明言されているわけではないが、実際の体感として考えると理由はかなりハッキリしている。
① きのこ・たけのこが強すぎた
これはもう圧倒的。
- きのこ → 食べやすい・見た目が分かりやすい
- たけのこ → クッキーの満足感
すでに完成された2強がいた。
そこに割って入るには、
👉「明確な差別化」が必要だった
② コンセプトがやや曖昧
きのこ=形で分かる
たけのこ=食感で分かる
一方すぎのこ村は、
👉 ナッツ付きチョコ菓子(=よくある)
という立ち位置だった。
今となれば韻を踏みたかったのは分かるが、きのこ、たけのこは分かるが、すぎのこって?
と子供心に思った記憶がある。
これが「覚えにくさ」に繋がった可能性は高い。
まとめ|すぎのこ村はなぜ“幻”になったのか
「すぎのこ村」は、きのこ・たけのこに続く第三の菓子として登場したものの、
- 強すぎる2大勢力
- 個性の弱さ
- 立ち位置の曖昧さ
といった理由から、いつの間にか市場から姿を消していった。
味は決して悪くなかった。
むしろ普通に美味しかった。
それでも生き残れなかったのは――
👉 “普通に美味しい”だけでは勝てない世界だったから
なのかもしれない。
今思い返すと、もう一度食べてみたくなる、
そんな「ちょっと惜しいお菓子」である。

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