プカポンとは?魚ラムネが浮かぶ不思議な粉末ジュース
子供の頃、「これ何だよ…」と思いながらもつい買ってしまうお菓子があった。
水を入れると泡が出て、なぜか中のラムネが浮いてくる。
しかも魚の形。
そんなちょっと意味が分からないけど楽しい駄菓子が、
カネボウベルフーズ(現クラシエフーズ)から発売されていた「プカポン」だ。
1978年に登場し、価格は50円。
粉末を水に溶かすとソーダ水になり、中に入っているラムネがぷかぷか浮かび上がるという仕組みのお菓子だった。
今でいう「知育菓子」に近い存在だが、当時はそんな言葉もなく、
単純に「なんか面白いお菓子」として子供たちに親しまれていた。
ラムネが浮く仕組み|ただのお菓子なのにちょっとした実験だった
プカポンの一番の特徴は、ラムネが浮かび上がるあの現象。
仕組みとしては、水を入れることで発生する炭酸の泡がラムネに付着し、浮力が生まれて上に持ち上がるというもの。
つまり、やっていることはかなりシンプルなのに、
子供からすると「なんで浮くの?」と不思議に感じる絶妙なラインだった。
正直、当時の自分は理屈なんてどうでもよくて、
「おー、浮いてるわ」
くらいのリアクションしかしていなかったが、
今考えるとちょっとした理科実験のようなお菓子だったと言える。
味は普通にうまい|ただのネタ菓子ではなかった
プカポンは見た目のインパクトばかり語られがちだが、
実は普通に味もおいしかった。
- クリームソーダ味
- いちごソーダ味
の2種類があり、特にクリームソーダ味は駄菓子としてはかなり完成度が高かった印象がある。
自分の場合、ラムネが浮く仕組みよりも「味が好き」で買っていた記憶が強い。
ただ一つ問題があって、水を多くすると一気に味が薄くなる。
なので毎回「ちょっと濃いめ」に作るのが自分の中の正解だった。
プカポンは知育菓子の元祖なのか?
現在では「ねるねるねるね」などに代表される知育菓子というジャンルがある。
これはクラシエフーズが2007年に商標登録したもので、
- 混ぜる
- 練る
- 変化を楽しむ
といった要素を持つお菓子のことを指す。
そう考えると、プカポンも
- 水を入れる
- 炭酸が発生する
- ラムネが浮く
という「変化を楽しむ要素」があるため、
知育菓子の原型の一つといえる存在だった可能性は高い。
ただし、当時はそんな教育的な意図はほとんど意識されておらず、
あくまで「楽しいお菓子」という位置付けだった。
モンスターエナジーと似てる?記憶に残る味の正体
これは完全に個人の感覚だが、
初めてモンスターエナジーを飲んだ時、ふと思った。
「これ、どこかで飲んだことある味だな…」
そして思い出したのがプカポンのクリームソーダ味だった。
もちろん完全に同じではないし、
人によっては全く共感できないと思う。
ただ、自分の記憶の中では
👉「弱炭酸にしたモンスターエナジーっぽい味」
これがプカポンの味のイメージに一番近い。
当時、「もっとたくさん飲みたい」と思っていたあの味が、
大人になって別の形で再現されたような感覚があった。

プカポンはなぜ消えた?販売終了の理由
プカポンは現在販売されていない。
はっきりとした終了理由は公表されていないが、考えられるのは以下の点。
■類似商品の増加
粉末ジュースや変化系のお菓子が増え、
プカポンの独自性が薄れていった可能性
■知育菓子への進化
後に「ねるねるねるね」など、よりインパクトのある商品が登場し、
役割を引き継がれた
■駄菓子市場の変化
駄菓子全体のラインナップ入れ替えにより、自然に消えていった
つまり「人気がなかった」というより、
時代の流れの中で役割を終えたタイプのお菓子だと考えられる。
プカポンは復刻されている?現在は買えるのか
プカポンは過去に2度復刻されている。
- 1990年頃
- 2014年(グレープソーダ味)
ただし、味が変更されているため、
完全な再現ではなくリニューアルに近い形だった。
現在は販売されておらず、
当時の味をそのまま楽しむことはできない。
まとめ|プカポンは“遊べてうまい”駄菓子だった
プカポンは、
- ラムネが浮くという遊び要素
- 普通においしい味
- 自分で作る楽しさ
この3つが揃った、かなり完成度の高い駄菓子だった。
当時はただの「変なお菓子」として消費していたが、
今振り返ると、知育菓子の原型ともいえる存在だったのかもしれない。
もし今の技術で完全再現されたら、
大人向けとしても普通に売れるポテンシャルはあると思う。


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