今のコンビニや自動販売機には、数えきれないほどの飲み物が並んでいる。
しかし、その中にはもう二度と出会えない「消えた飲み物」も多い。
子供の頃に何気なく飲んでいたもの、
一度しか飲んでいないのに妙に記憶に残っているもの——。
なぜかは分からないが、味やパッケージだけはやけに鮮明に覚えている。
この記事では、90年代に人気だった懐かしい飲み物をジャンル別に振り返りながら、
「なぜ消えたのか」「今も買えるのか」まで掘り下げて解説していく。
また、似た味の現行商品や復刻情報も紹介しているので、当時の記憶を辿りたい人は参考にしてほしい。
90年代の懐かしい炭酸飲料
バナナコーラ
宝酒造から発売された変わり種コーラ。
見た目は普通のコーラなのに、口に入れた瞬間にバナナの香りが広がるという、かなりクセのある一本だった。
実際に飲んだ時の印象は「コーラなのにコーラじゃない」という違和感。
正直なところ、好き嫌いはかなり分かれる味だったと思う。
こういった変わり種フレーバーは話題にはなるが定着しにくいため、短命に終わった可能性が高い。
アンバサ
日本コカ・コーラが販売していた乳性炭酸飲料。
カルピスソーダに近いまろやかさで、炭酸が苦手でも飲みやすいのが特徴。
当時は自販機でもよく見かけたが、現在はほとんど見なくなった。
ただし一部地域や期間限定で復活することもあり、根強いファンがいるタイプの飲料でもある。
メローイエロー
柑橘系の甘さが特徴の炭酸飲料で、当時の子供に強い印象を残した一本。
メロー・レッドなど派生商品も存在していた。
2024年にローソン限定で復刻されており、現在でもタイミング次第で入手可能
(現在は終了している)
当時のものと比べると、復刻版にはファンタ表記が追加されており、
ブランド統合の流れも感じられる。


復刻版の方にはファンタの表記があるけど、当時はなかった
マウンテンデュー
強めの甘さと柑橘系の風味で人気だった炭酸飲料。
メローイエローとよく比較される存在だった。
現在でも販売されているが、
90年代当時の方が“ジャンク感の強い飲み物”という印象が強かった気がする。

ライフガード
チェリオのエナジー系炭酸飲料。
迷彩柄のパッケージがとにかく目立ち、自販機で一発で分かる存在だった。
一度ハマるとしばらく飲み続けてしまう中毒性があり、
「とりあえずこれ買っとくか」となるタイプの飲み物。
同じチェリオから発売されていた「セーフガード」と間違えた経験がある人も意外と多いのではないだろうか。
現在も購入する事が可能。

間違えてセーフガードの方を買ってしまったことがあるよ
ドクターペッパー
独特すぎる風味で有名な炭酸飲料。
「薬っぽい」と言われることも多く、好き嫌いが極端に分かれる。
個人的にはチェリーコークに近い印象もあるが、
やはり唯一無二の味。
最近は飲みやすくなったという声もあり、
昔よりクセが弱くなっている可能性もある。

ミリンダ
ペプシコが展開していたフルーツ系炭酸飲料。
オレンジやぶどうなどカラフルなラインナップで、ファンタと並ぶ存在だった。
当時は自販機でもよく見かけたが、日本ではほぼ消滅。
海外では現在も販売されているため、日本市場から撤退しただけの可能性が高い。
タブクリア
無色透明のコーラというコンセプトで登場した話題作。
見た目はサイダーなのに味はコーラというギャップが売りだった。
大々的に宣伝されたものの、結果的には短命に終わった。
これは
コンセプト先行
が原因で、リピートに繋がらなかった典型例だと考えられる。
見た目と味の違和感
味のインパクトよりも宣伝の方が印象に残っている人も多いのではないだろうか。
90年代の懐かしい缶コーヒー
マックスコーヒー
とにかく甘いことで有名な缶コーヒー。
千葉・茨城限定だったが、現在は全国販売されている。
初めて飲んだ時は「これコーヒーなのか?」と思うレベルの甘さ。
しかし慣れるとクセになる不思議な存在。
ポッカコーヒーオリジナル
ポッカから発売された定番缶コーヒー。
パッケージに描かれた“謎のおじさん”が強烈な印象を残した。
時代とともにイラストも変化している。
ジョージア
CMの影響が非常に大きかったブランド。
特に飯島直子のCMは当時かなり印象的だった。
「ジョージアで一休み」というフレーズは、
今でも記憶に残っている人が多いはず。
BOSS(ボス)
パイプをくわえた男性がトレードマークの缶コーヒー。
現在も続くロングセラー。
当時は「コーヒー=おじさん」というイメージが強く、
その象徴のような存在だった。
名前がBOSSなのでパイプをくわえたマフィアのボスをイメージしているのかと思ったら、パイプをくわえた紳士なのだそう。
マイルドコーヒー
帆船のデザインが印象的な缶コーヒー。
名前よりも見た目で覚えている人が多いタイプ。
味の記憶が曖昧なのも含めて、
“雰囲気で飲んでいた時代の象徴”のような商品だった。
雪印コーヒー
缶ではないが紙パックタイプのコーヒー飲料。
スーパーで1Lサイズが並んでいた光景を覚えている人も多いだろう。
いちごオレと並ぶ定番商品だった。
家にたまに来るおじさんが必ずお土産に持ってくるので、この人が来るとコーヒーが飲めると喜んでいた記憶がある。
90年代の懐かしいスポーツドリンク
ポカリスエット
日本初の本格スポーツドリンク。
発売当初はなかなか受け入れられなかったが、今では定番中の定番に。
風邪を引いた時などの水分・栄養補給などにも重宝する。
アクエリアス
ポカリスエットの対抗として登場。
さっぱりした飲み口で、レモン味などの派生商品も登場した。
その後、アクエリアスネオ、レモン味がイオシスという名前になる。
ゲータレード
世界的にはトップクラスのシェアを持つが、日本では苦戦。
味の好みや市場戦略の違いが影響した可能性が高い。
スポエネC1000
個人的にはかなり印象に残っている一本。
運動後に飲むと異様に美味しいのに、普段はそこまででもないという不思議な飲料だった。
こういう「シチュエーション依存型の美味しさ」は、
日常用途では弱かったのかもしれない。
ポストウォーター
透明で水のようなスポーツドリンク。
今でいう“いろはす系”に近い立ち位置。
当時飲んだ感想としては「かなり薄い」。
ただし逆に言えば、今の時代なら受け入れられた可能性もある。
ヴァーム(VAAM)
運動と脂肪燃焼を結びつけた先駆け的存在。
当時としてはかなり新しいコンセプトだった。
当時大人気だったマラソン選手、高橋尚子をイメージキャラに起用していて、スポーツジムに行くと必ず売っていた。
スポーツする前に飲めばいいのか、終わった後なのか分からず飲んでいた。
粉末スポーツドリンク
家庭や部活で定番だった存在。
コスパと量の面では圧倒的に優秀。
※持ち運びや作り方については
→粉末スポーツドリンクの詳しい情報はこちら
→粉末ドリンクを持ち歩く水筒の情報はこちら
駄菓子屋で買えた懐かしい飲み物
瓶ラムネ
ビー玉で栓がされている独特な瓶が特徴。
開けると炭酸が噴き出すため、外で開けるのが定番だった。
空き瓶を返すとお金が戻ってくるのも懐かしいポイント。
チューペット
本来は清涼飲料水だが、凍らせて食べるのが定番。
駄菓子屋では1本売りされていたのも特徴。
コーラドリンク
チューブタイプの飲料で、当たりくじ付き。
味よりも「くじ」のワクワク感の方が記憶に残っている人も多い。
粉末ジュース
10円で買えた駄菓子屋の定番。
水の量を間違えると味が薄くなってしまうという“あるある”も。

結構少なめに入れないと薄くなる感じ
まとめ
90年代の飲み物は、今と比べるとかなり個性的で、
「当たり外れも含めて楽しい」時代だったように思う。
今では見かけなくなったものも多いが、
それぞれが確かに当時の生活の中にあった味だった。
また、復刻や類似商品として再び出会えることもある。
懐かしさを感じた人は、ぜひ探してみてほしい。


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