ストロールはなぜ消えた?50円アイスの記憶とチョコが剥がれる瞬間
1980年代、駄菓子屋のアイスケースに並んでいた「50円アイス」。
その中でも、妙に“特別感”があったのが「ストロール」というアイスだった。
銀色のメタリックな袋に包まれた見た目。
そして一口かじった瞬間に起きる“ある現象”。
今ではほとんど情報が残っていないこのアイスだが、実際に食べていた記憶をもとに、その正体と消えた理由を振り返ってみたい。
ストロールとはどんなアイスだったのか
ストロールは、1980年代に流通していたアイスで、
- バニラアイス
- 外側はチョコレートコーティング
- 中にストロベリーソース入り
という構成の、いわゆる“チョコバニラ系アイス”だった。

価格は50円前後。
当時の駄菓子屋やスーパーで手軽に買える存在だった。
形としては、現在のパルムにやや近いが、完全に同じではない。

特徴的だったのは👇
- 下部がやや膨らんだ独特のフォルム
- 中央にストロベリーソースが仕込まれている構造
そして何よりも印象的だったのが――
👉 チョコレートが剥がれる
という点だ。
チョコが剥がれ落ちるという“事件”
ストロールを食べたことがある人なら、ほぼ確実に経験していると思う。
夏場になると、先に中のバニラが溶け始める。
その結果、外側のチョココーティングだけが“浮いた状態”になり、
👉 パキッと割れて、そのまま丸ごと落ちる
という現象が起きる。
しかもこれ、油断しているとそのまま地面に落ちる。
小学生だった当時、
「うまく食べないとチョコを失う」という、妙な緊張感があった。
子どもなりに編み出した“食べ方のコツ”
普段はアイスキャンディーを舐めて食べていた自分でも、
ストロールだけは食べ方が違った。
👉 溶ける前に一気にかじる
これが鉄則だった。
ゆっくり食べているとチョコが剥がれて落ちるため、
自然と「どう食べればいいか」を考えるアイスだった。
今思えば、
ただのアイスなのに“攻略対象”みたいな存在だったのかもしれない。
パッケージの記憶(かなり特徴的だった)
ストロールのパッケージも、妙に印象に残っている。
- 銀色のメタリックな袋
- 水色ベースのデザイン
- ガラスの器に盛られたアイスのイラスト
- 苺が添えられているビジュアル
当時の50円アイスの中では、
👉 少し高級感がある見た目だった。

子どもながらに「ちょっといいアイスを買った感覚」があったのを覚えている。
ストロールはなぜ消えたのか
ストロールを製造していたのは、宮城県にあった「しまもと」というメーカー。
この会社は、
- 三角形の苺ミルクアイス「ビバオール」(30円)
なども手がけていた。
しかし――
👉 工場の度重なる火災により事業継続が困難になり、最終的に倒産
この影響で、アイス事業から撤退。
その時点でストロールも販売終了となったと考えられる。
ビバオールは復活、でもストロールは戻らなかった理由
ビバオールは後に他社から再販されているが、
ストロールは現在まで復活していない。
理由として考えられるのは👇
- 商品知名度がそこまで高くなかった
- 再現コスト(構造・ソース入り)がやや高い
- 当時のままの味や食感の再現が難しい
結果として、
👉 “記憶の中にしか存在しないアイス”になってしまった
今のアイスで近いものはあるのか?
昭和〜平成初期にかけては、ストロールのように個性的なアイスが数多く存在していました。
→昭和の懐かしいアイスまとめはこちら
「今でも似たアイスはあるのか?」と考えてみると、
- チョココーティング系 → ある
- バニラ+ソース → ある
ただし、
👉 “チョコが剥がれ落ちるあの感じ”は再現されていない
ここが最大の違いだと思う。
現代のアイスは完成度が高く、
逆に“あの不完全さ”がない。
それがストロールの個性だったのかもしれない。
まとめ|ストロールは「体験込みのアイス」だった
ストロールは、単なる50円アイスではなく、
- 食べ方を工夫する必要がある
- 失敗するとチョコを失う
- 少しだけ特別感のあるパッケージ
といった、
👉 “体験込みで記憶に残るアイス”だった
今では情報も少なく、ほぼ語られることもない存在だが、
確かにあの時代に存在していた。
もしストロールを知っている方がいれば、
ぜひ記憶や情報を教えてほしい。
このページを、
👉「ストロールの情報が一番集まる場所」にしていきたいと思っています。

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