チューペットとは──庶民の味方だった昭和の氷菓とその値段の記憶

子供たちがチューペットを持って遊ぶ夏の風景 アイス

チューペットはなぜ消えた?値段・思い出・販売終了の理由

昭和の夏といえば、冷凍庫に必ず入っていた「チューペット」。

手軽で安く、誰でも食べられる庶民の味方だったこの商品は、長年親しまれながらも現在は販売終了となっている。

この記事では、チューペットとはどんな商品だったのか、当時の値段や思い出、そしてなぜ消えてしまったのかを振り返る。

※昭和の懐かしいアイスはこちら
→昭和の懐かしいアイスまとめ


チューペットとは何だったのか

チューペットは、1975年に前田産業から発売された清涼飲料水。

ただし最大の特徴は、

「凍らせて食べる」

というスタイルが定着したことにある。

本来は飲み物だったが、小売店が凍らせて販売したことがきっかけで人気が爆発し、そのまま氷菓のような存在として広まっていった。

  • そのまま飲める
  • 凍らせても楽しめる

という二通りの楽しみ方ができ、各家庭の冷凍庫には常に入っていた定番商品だった。

ビエネッタやレディボーデンが手の届かない憧れの存在だとすれば、チューペットは誰でも手にできる庶民の味方だったと言える。


チューペットの当時の値段はいくら?

チューペットは10本入りの袋で販売されていた。

当時は親がまとめ買いしてくることが多く、正確な価格を覚えている人は意外と少ないが、

駄菓子屋では1本10〜20円程度でバラ売りされていた。

このことから考えると、

  • 10本入り:約150〜180円前後

だった可能性が高い。

まとめ買いすると少し安くなるというのは、当時のお菓子や飲料ではよくある販売スタイルだった。


チューペットの思い出と呼び名

昭和世代にとってチューペットは定番の存在だが、正式名称を知らない人も多い。

実際、自分の周りでも商品名で呼ぶことはほとんどなく、

  • パキッ
  • ポッキン
  • 折るやつ

といった呼び方が一般的だった。

それでも通じてしまうほど、生活に溶け込んだ存在だったと言える。


■ 割り方の“コツ”もあった

冷凍庫から出してすぐなら綺麗に割れるが、

少し時間が経つと、

  • 変に伸びる
  • ビニールがビロンと裂ける

ということもよくあった。

うまく割れるかどうかも、ちょっとした楽しみの一つだった。


■ 食べ終わりまでがチューペット

食べ終わった後、

底に溜まった液体を最後に飲むまでがチューペット。

凍らせずに飲む場合は、先端の丸い部分に歯で穴を開けて飲むのが定番だった。


■ 味のバリエーション

  • 黄色
  • ピンク
  • 黄緑

などカラフルなラインナップがあり、自分は橙(オレンジ系)が一番好きだった記憶がある。


チューペットはなぜ販売終了したのか

当初は、時代の変化やアイスの高級化についていけなくなったのかと思っていた。

しかし実際には、

2009年に発生したカビ混入問題が大きな転機となった。

その後、

  • 衛生基準の強化
  • 工場設備の大規模改修

が必要となり、

👉 再開にかかるコストが大きすぎたため生産中止

となったとされている。

長年愛されてきた商品の終わりとしては、少し意外な理由でもある。


現在でも似た商品は存在する

チューペット自体は販売終了しているが、

  • ポッキンアイス
  • チューチューアイス

など、似た形状の商品は現在も販売されている。

これは、

このタイプの商品がどれだけ長く親しまれてきたかを示している。


まとめ|チューペットは“時代を支えた定番”

チューペットは、

  • 誰でも食べられる価格
  • シンプルで楽しい構造
  • 夏の定番としての存在感

を持った、まさに昭和の象徴とも言える商品だった。

30年以上にわたり多くの人に愛されながらも、思わぬ形で姿を消してしまったが、

そのスタイルは今でも別の商品として受け継がれている。

今のように高級アイスが当たり前の時代ではなかったが、

チューペットのような素朴な味でも十分に満足できた。

あの頃の夏の記憶とともに、今も心に残る存在である。


こちらの記事も合わせてどうぞ

→90年代の懐かしいアイスまとめ

コメント

タイトルとURLをコピーしました