1980〜90年代、あの熱狂の記憶を呼び覚ます
ファミコンの電源を入れる瞬間のあの「カチッ」という音。ディスクシステムが駆動する懐かしい音。そして、お小遣いを握りしめて自転車でデパートへ走り、59,800円のPCエンジンDUOを手に入れた高校時代の震えるような興奮――。
この「レトロゲーム回顧録」は、単なる過去の家庭用ゲームの発売データや攻略情報を機械的にまとめた場所ではありません。1980年代から90年代にかけて、リアルタイムでゲームの進化とカルチャーの激変を目撃し、体当たりで遊び尽くしてきたファミコン世代の管理人が、当時の熱量、感動、そして時には「2年待ったのに未完成だったゲーム」に対する愛ある絶望までをも赤裸々に綴る、完全独自のゲームエッセイ集です。
ネットを検索すれば、教科書通りの綺麗なゲームの歴史はいくらでも出てきます。しかし、私たちが本当に愛おしいのは、仕様書に書かれたスペックではなく、「あの頃、あのゲームをどんな想いでプレイしていたか」という、泥臭くも輝いていた個人の記憶のはずです。
スーパーファミコン全盛期の影で異彩を放ったPCエンジンの名作たち、親の目を盗んでテレビが壊れるほど没頭したファミコンの思い出、そして今なお色褪せないカルチャーの数々を、リアルな体験談と独自の考察を交えてお届けします。昭和・平成をゲームと共に駆け抜けたすべての人へ、あの懐かしくも熱い記憶の答え合わせを、ここで一緒に始めましょう。